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言語も経歴もバラバラ。東大「インタークラス」ってどんなクラス? 所属経験者に聞いてみた
「ドイツ語で注文すると、ワッフルが50円引きになる」
東京大学の五月祭で、そんな一風変わった企画を行ったクラスがありました。
その名も「インタークラス」。
インタークラスとは、ドイツ語・フランス語・中国語を既修外国語として選択した学生などが集まる、東大の少し特殊なクラスです。2024年度には、理系の中国語TLP(トライリンガル・プログラム)の学生も所属していました。
さまざまな言語や文化に親しんできた学生が集まるインタークラス。実際には、どんな学生がいて、どんな大学生活を送っているのでしょうか?
今回は、2024年度に理系中国語TLP生としてインタークラスに所属していた東大メディアのメンバーに、授業や友人関係、独自の文化について聞いてみました!
「よく分からないけど、やっとくか」でTLPに
―― まず、中国語TLPを選んだ経緯を教えてください。
正直、最初はTLPが何なのか、あまりよく分かっていなかったんです(笑)。
東大に合格した後、外国語を選択する手続きがあるんですけど、そこでTLPを希望するかどうか聞かれて。「よく分からないけど、やっとくか」くらいの気持ちで選びました。
入学前から中国語が少し話せたので、せっかくならちょっと難しい方がいいかな、というのもありました。
―― 実際にインタークラスに入ることになって、どう思いましたか?
最初は「ちょっと違う感じのクラスに入っちゃったな」と思いました。
理系で入学したので、女子が少ないクラスになると思っていたんです。でも、インタークラスは文系と理系の学生が一緒になるクラスなので、予想より女子が多くて。全体的に明るくて楽しそうな雰囲気だったので、むしろ良かったなと思いました。
いろんなバックグラウンドの人がいたのも面白かったですね。フランスで育った人もいれば、東大に再入学してきた人もいて。普通に生活していたら出会わなさそうな人たちが集まっていました。
言語も経歴もバラバラ。でも、普通のクラスより仲が良かった?
―― そもそも、インタークラスはどのような構成だったんですか?
私の代は、既修フランス語、既修ドイツ語、既修中国語の学生と、理系中国語TLPの学生が一緒になっていました。
中国語の学生が一番多くて、既修とTLPを合わせると半分以上いたと思います。逆に、ドイツ語は3〜4人くらいだった気がします。
―― クラス全体の雰囲気はどうでしたか?
普通のクラスよりも仲が良くて、団結力があった気がします。
海外経験のある人や、リーダーシップのある人も多かったので、五月祭などの行事ではみんなで協力して取り組めました。
クラス会も結構多かったですね。最初の半年くらいは2か月に1回くらいやっていた気がします。テスト終わりや五月祭の打ち上げで集まったり、夏休みに遊んだり。
全体的に外交的で明るい人が多かった印象です。でも、だからといって静かな人が居づらいわけではなくて、みんな優しかったですね。
―― 男女の仲はどうでしたか?
そこも良かったところです。
東大の理系クラスって、男女で分かれてしまうこともあると思うんですけど、インタークラスはあまりそういう壁がなくて、普通に男女が仲良くしていました。
あと、先輩から「インタークラスはクラス内恋愛が多い」と聞いたことがあります(笑)。実際、私が知っている範囲でも、同じ代に3組くらいカップルがいました。
昼休みは12号館の「インプラ」に集合!
―― いろんな言語の学生がいるということですが、普段からみんなで交流していたんですか?
ある程度は言語ごとに固まる傾向がありました。
やっぱり授業は言語別なので、一緒に授業を受けた人と、そのままお昼ご飯を食べに行くことが多いんです。
でも、クラス全体で集まる場所もありました。
―― どんな場所ですか?
駒場キャンパスの12号館に、大きな丸い椅子があるんです。そこを「インプラ」って呼んでいて、みんなで集まってご飯を食べたりしていました。
言語が違うと授業もバラバラなので、どこかに集まれる場所が欲しかったんですよね。
インプラに行けば、ほかの言語の友達にも会える、という感じでした。
―― インタークラスならではの文化ですね。
そうですね。普段は別々の授業を受けていても、そこに行けばみんなと交流できるのは良かったです。
ほかの言語の友達に、ちょっとドイツ語を教えてもらうようなこともありました。
ドイツ語で注文すると50円引き! 五月祭にも表れた「インターらしさ」
―― インタークラスならではのイベントで、印象に残っているものはありますか?
五月祭ですね。
うちのクラスはワッフルのお店を出したんですけど、いろんな言語を話せる人が多いことを生かして、「多言語注文」の企画をやりました。
例えば、ドイツ語で注文すると50円引きになる、というものです。
―― ドイツ語で注文すると安くなるんですか!
そうです(笑)。
クラスにいろんな言語を話せる人がいるからこそできた企画だったと思います。
それに、クラスにはリーダーシップのある人も多かったので、みんなで団結して五月祭に取り組めたのも楽しかったです。
中国語TLPの授業は週2コマ追加。理系の勉強との両立は大変?
インタークラスの学生生活について聞いてきましたが、今回のメンバーが所属していた中国語TLPも、通常の語学履修とは異なる特徴を持つプログラムです。
―― 中国語TLPでは、どのような授業を受けていたんですか?
通常の中国語の授業が週3〜4コマくらいあって、それに加えてTLP専用の授業が週2コマありました。
TLP専用の授業は、会話やリスニングに特化した内容が多かったです。
文法なども勉強しつつ、実際に中国語を使って話す練習がしっかりできる感じですね。
通常の授業もTLPの学生向けなので、決して簡単ではなかったと思います。進度も少し速かった気がします。
―― 理系の勉強と両立するのは大変でしたか?
結構大変でした。
中国語は覚える単語も多いですし、スピーキングの授業では中国語でプレゼンテーションをすることもありました。リスニングのテストなどもあって、その対策もしなければいけません。
理系の科目も大変だったので、中国語も毎日勉強しないといけない感じでしたね。
しかも、1限が多くなるんです(笑)。
当時は中国語以外も含めて、週18コマくらい授業を取っていたと思います。
―― 大変だった一方で、印象に残っていることはありますか?
先生の話が面白かったですね。
中国に住んでいた経験のある先生が、現地での経験や中国の文化について、授業の合間にいろいろ話してくれたんです。
語学そのものだけではなくて、そういう文化の話も聞けたのは良かったです。
いろんな人に出会えたことが、インタークラスの一番の魅力
―― 改めて、インタークラスに所属していて良かったことは何ですか?
やっぱり、いろんな国や地域に縁のある人たちと知り合えたことですね。
例えば、中国のどこかに旅行しようと思ったとき、その地域の出身者がクラスにいたりするので、おすすめの場所を聞いたりできます。
留学経験のある人や留学したいと思っている人も多かったので、自分が留学を考えたときに相談できるのも良かったです。
あと、単純に面白い人が多かったです。話していて楽しかったですね。
―― 逆に、インタークラスに所属していて困ったことはありましたか?
クラス自体については、特になかったと思います。みんな優しかったので。
ただ、中国語TLPには、私も含めて入学前から中国語をある程度話せる人が多かったんです。なので、そうではない子は大変そうでした。
―― インタークラスでできた友達とは、今でも交流がありますか?
中国語TLPの友達とは今でも仲が良いです。
学部が違っても、ご飯を食べに行ったり、誕生日のたびに集まったりしています。
ただ、インタークラス全体で集まることは、今はほとんどないですね。フランス語やドイツ語、既修中国語の友達とは、あまり会わなくなってしまいました。
やっぱり、一緒に授業を受けていた中国語TLPの友達とは、今でもつながりが強いです。
―― もしもう一度東大に入学するとしたら、またTLPを選びますか?
うーん、たぶんもう一度TLPのボタンを押すと思います。
でも、スペイン語も楽しそうなので、そっちを選ぶかもしれないですね(笑)。
おわりに
今回は、2024年度にインタークラスに所属していた東大メディアのメンバーに、学生生活の様子を聞きました。
言語ごとに授業を受けながら、昼休みには12号館の「インプラ」に集まり、五月祭では語学力を生かした企画を実施する。インタークラスには、ほかのクラスとは少し違った日常があったようです。
一方で、同じインタークラスでも普段の交流は言語ごとに分かれていたり、3年生になった今ではクラス全体での集まりがなくなっていたりと、実際に所属したからこそ分かる一面もありました。
さまざまな経験を持つ学生と出会い、今も続く友人関係を築けたこと。今回のメンバーにとって、それがインタークラスに所属した大きな魅力だったのかもしれません。
※本記事の掲載情報は最新ではない、または正確でない可能性があります。最新情報は必ず大学の公式ウェブサイトやUTAS等でご確認ください。
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理科二類で入学、気づけば文転し長期インターン漬けだった話
「東大に入ったら、最先端の研究ができる」
理科二類で入学したとき、僕もぼんやりそう思っていました。でも実際の大学生活は、想像とはだいぶ違うものになりました。今回は、研究より長期インターンに軸足を置いていた僕の話と、いま振り返って思うことを正直に書きます。
理二で入学、でも研究にのめり込めなかった
入学当初は、周りと同じように理系の道を進むつもりでした。
ただ、授業が進むにつれて、少しずつ違和感が出てきました。周りには本当に理系分野が好きで、放っておいても勉強してしまうような人たちがいる。彼らと比べたとき、理解度以上に、熱量に差があることを感じるようになりました。
「自分はこの分野を突き詰めたいんだろうか」。そんな疑問を抱えたまま、研究への足は自然と遠のいていきました。
軸足は長期インターンへ
そんな僕が力を入れるようになったのが、長期インターンでした。
インターンの世界は、手を動かせば成果が出るし、成果が出れば評価される。研究で感じていたモヤモヤとは対照的に、手応えがはっきりある環境でした。ここでの手応えが楽しくて、気づけば生活の中心はインターンに。研究や勉強の優先順位は下がっていき、結局、僕はそのまま文転する道を選びました。
よかったこと:「新卒1年目」を先取りできた
この選択に、良い面はたくさんありました。
長期インターンでは、ビジネスメールの書き方から、タスクの進め方、報連相、成果へのコミットの仕方まで、普通なら新卒1年目に叩き込まれるようなことを、学生のうちに一通り経験できました。
就活でも、これは明確に効きました。語れる経験があるだけでなく、「働くとはどういうことか」の解像度が高い状態で企業選びや面接に臨めたのは、大きなアドバンテージだったと思います。
それでも思う。「研究」をもっとやっておきたかった
ただ、いま振り返ると、別の感情もあります。
研究とは、営利目的ではなく、純粋に好奇心を突き詰める行為です。「役に立つか」ではなく「面白いか」「知りたいか」だけを基準に、一つの問いを深く掘っていく。そんな時間が許されるのは、人生の中でも大学というごく限られた期間だけです。
当時の僕は、その楽しさに気づけていませんでした。のめり込めないからと早めに距離を置いてしまい、研究の面白さを味わう手前で降りてしまった。社会に出ることを先取りするより、社会に出たらできないことをやっておく。そういう考え方もあったのではないかと、いまになって思います。
過去の自分に言うなら、「研究、もうちょい頑張ってみたら」
もしタイムマシンがあって、当時の自分に一言かけられるなら、こう言います。
「研究、もうちょい頑張ってみたら」
インターンをやめろとは言いません。あの経験が就活やその後に活きたのは事実だからです。ただ、もう少しだけ研究に向き合ってみてもよかった。その先に、好奇心を突き詰める楽しさが待っていたかもしれないから。
これが一般論として正しいのかは、正直わかりません。インターンに全振りして成功する人もいれば、研究に没頭して道を拓く人もいます。ただ、少なくとも僕にとっては、「やらなかった後悔」が残ったのは研究のほうでした。
いま同じような状況にいる人——研究にのめり込めず、別の場所に居場所を見つけつつある人——には、この記事が進路を考える一つの材料になれば嬉しいです。
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第二外国語って何ですか?
東大の1年生が英語に加えて学ぶ外国語のことで、「二外」と呼ばれます。
第二外国語はどうやって決まる?
第二外国語は、入学前の希望調査によって決まります。一度決まった言語は、原則として変更できません。
どんな言語があるの?
履修できる第二外国語は、次の通りです。
- スペイン語
- フランス語
- ドイツ語
- 中国語
- ロシア語
- イタリア語
- 韓国朝鮮語
- 日本語(留学生向け)
第二外国語は必修?
第二外国語は「一列」「二列」って名前がついているものは文理問わず必修科目です。文系・理系どちらも前期課程で 6単位の 取得が必要です。
文系の場合の注意点
文系学生は、必修の6単位に加えて、L系列の第二外国語の単位をさらに取得する必要があります(場合によれば第三外国語も)。自らの興味や戦略を考えつつ履修を組んでみましょう。
もっと二外を頑張りたい!
2025年度からは各言語で[高度]科目が開講されています。2024年度以前の旧TLPと違って履修に必要な英語の成績要件は不要なので、やる気がある人はぜひ履修してみてください!
まとめ
- 第二外国語(二外)=英語以外に学ぶ外国語
- 入学前の希望調査で決まり、変更不可
- 文理ともに前期課程で6単位必修
- 文系はL系列の二外単位が追加で必要!
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同クラってなんですか?
同クラ(おなくら)は、同じ学年・同じクラスに所属している学生同士のこと。 前期課程(駒場)で最初にできる、大学生活の基本的なつながりです。
そもそも「クラス」って?
東京大学の前期課程では、次の要素でクラスが編成されます。
- 科類(文Ⅰ・文Ⅱ・文Ⅲ・理Ⅰ・理Ⅱ・理Ⅲ など)
- 初修外国語(第二外国語)
- 組
これらがすべて同じで、同じ学年に所属する学生が同クラになります。
同クラとはどんな関係?
同クラは、入学直後から関わることが多い関係です。
主な場面は次の通り。
- クラス写真の撮影
- クラスLINEなどの連絡網
- オリエンテーション合宿(オリ旅行)
- 履修の相談・情報共有
- 学園祭でのクラス企画
👉 東大生活の土台になる人間関係です。
上クラ・下クラとの違い
クラス関連の呼び方は次の通りです。
- 同クラ:同じ学年・同じクラス
- 上クラ:1つ上の学年の同じクラス
- 下クラ:1つ下の学年の同じクラス
入学直後は、
- 同クラ=横のつながり
- 上クラ=情報源
という役割になることが多いです。
よくある勘違い
- 「同クラ=ずっと一緒に行動する」 → ❌
- 「同クラ全員と仲良くしないといけない」 → ❌
- 「同クラ=授業が全部同じ」 → ❌
関わり方は人それぞれです。
まとめ
- 同クラは同じ学年・同じクラスの学生
- クラスは
- 科類
- 初修外国語
- 組
で編成される
- 科類
- 同クラとは
- クラスLINE
- オリ合宿
- 履修相談
- 学園祭企画
などで関わることが多い
- クラスLINE
東大生活の最初の人間関係の基盤になる
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GLA、GLPって何ですか?入るためにはどうすればいいですか?
GLAやGLPは、東京大学で英語中心・国際志向の学びをしたい人向けの授業・プログラムです。
GLA(Global Liberal Arts)って?
GLA は、いわゆる英語などで行われるグローバル教養科目のことです。
- 英語(または他言語)で開講される授業
- 学部・学年を問わず履修できるものが多い
- 留学生と一緒に受けるクラスも多い
- テーマはかなり幅広い
ということが特徴です。
扱う内容の例は、
- SDGs
- 環境問題
- 多文化共生
- 国際政治・経済
- AI・科学・医療 など
など多岐に渡ります。
「英語で授業受けてみたい」「国際的な事象に対して目を向けたい」人におすすめです!
L-GLA / GLC って何?
GLA の仲間みたいな位置づけです。
L-GLA
- 言語にフォーカスした GLA 科目
- 英語+他言語の授業もある
GLC
- リーダーシップや国際協働を意識した科目
- GLP と関係することも多い
ということが特徴です。
※ どちらも特別なプログラムというよりかは、 UTAS から普通に履修登録する「授業」です。
GLP(Global Leadership Program)って?
GLP は、グローバルに活躍できるリーダーを育てるプログラムです。
こちらは単なる「授業」というよりかは、
- 「1科目取って終わり」ではない
- 複数の科目・活動を組み合わせて進める
- 修了すると「修了証」がもらえる
ということが特徴で、「プログラム」といった感覚に近いです。
GLP-I って?
GLP の中でも、英語中心で進むコースです。
- 英語の授業がメイン
- リーダーシップ系の科目を履修
- Global Experience(海外・国際系活動)なども含む
- 条件を満たすと GLP-I 修了
ということが特徴的で、英語ガッツリやりたい人にはぴったりです。
GLP-II って?
英語を中心に学ぶというよりかは、「トライリンガル型(3言語)」の GLPで、2024年度までの旧TLPを引き継ぐプログラムとなっています。
「日本語+英語+もう1言語」の多言語・多文化環境で学ぶため、言語全般に自信ある人におすすめです。
どうやって参加するの?
- GLA / L-GLA / GLC
- 普通の授業
- UTASで履修登録
- 抽選がある科目もあり
- GLP
- プログラムとして登録
- 対象科目・活動を少しずつクリア
- 最終的に修了を目指す
名前は似ていますが、それぞれ特徴は異なります。自分の興味や能力に合わせて適切なプログラム・授業を選びましょう。
まとめ
- GLA:英語中心の国際教養授業
- GLP:グローバル人材・リーダー育成プログラム
- GLA は「授業」、GLP は「プログラム」。GLPは履修して終わりじゃない!
- 必修ではないけど、英語・国際系に興味ある人に人気!
- 詳しくは東京大学グローバル教育センターのHPをチェック!
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講習を3つしか取らなかった浪人生が東大に受かるまで
東大生と聞くと、毎日何時間も机にかじりついて、参考書を積み上げて、夏期講習も冬期講習もフルで申し込んで、という姿を想像する人が多いのかもしれません。僕自身、浪人を始めるまではそんなイメージを持っていました。
でも実際にやってみると、僕の一年間はずいぶん違うものになっていた気がします。理科二類の2年生で、地方の公立高校出身です。大手予備校で一浪して東大に入りましたが、夏期講習は3つしか受けませんでした。周りの人が講習を重ねる中、空いた時間は自習に充てていました。
受験勉強に「これが正解」と言える方法はないと思います。ここで書くのは、あくまで一人の人間の体験談です。「こんなやり方の人もいるんだ」くらいの気持ちで読んでもらえたら嬉しいです。
夏期講習は3つだけで、それでも後悔しなかったのは自習に手応えがあったから
経済的な事情もあって、夏期講習の受講数はかなり抑えました。チューターの方から受講を強く勧められることもそれほどなかったので、結果的に夏も冬も3つずつくらいになりました。これはおそらくかなり少ない部類だと思います。
空いた時間は、授業テキストの復習に使いました。これが後悔しなかった一番の理由だと思っています。
単語帳をやめて、授業テキストのメモ帳を持ち歩くようにした
英語の勉強で一番変わったのは、単語帳を使うのをやめたことかもしれません。
代わりにやっていたのは、授業で扱った長文に出てきた知らない単語や語法を、メモ帳サイズの小さいノートに書き写していくことです。単語だけを抜き出すのではなく、その文章でどんなふうに使われていたかを自分の言葉で添えて書いていました。
電車の中でも、昼ごはんを食べながらでも、そのノートをよく開いていました。単語帳と何が違うのかと言われると正直うまく説明できないのですが、「あの文章でこんな使われ方をしていた」という記憶の引っ張り出し方が、僕には合っていた気がします。長文を読むときも、どこかで見た単語に自然と気づけるようになっていった印象があります。
地理と現代文の授業を切って、代わりに自習室に行っていた
授業をほぼ全部出ていた一方で、2つだけ切っていた授業があります
一つは、校舎内で多く設定されていた現代文の授業のうち、東大形式ではなく地元の大学向けに近い内容のもの。形式が違うなと感じたので、その時間は自習に回していました。
もう一つは共通テスト地理で、延長が多いうえに地理は高校時代にすでに得意だったので、途中から行かなくなりました。
それ以外は、体調不良や外せない用事を除いてほぼ全部出ていたと思います。
「授業はすべて出席するべきだ」とよく言われるし、それはそうだとも思うのですが、全部の授業が自分に合っているとは限らない、というのが正直な感想です。ただ、これは地理が得意だったからできた判断で、誰でも同じようにしていいということではないと思います。
リスニングだけは、市販の参考書を毎日少しずつ使っていた
予備校の授業でリスニングはほとんど扱われなかったので、ここだけは自分で参考書を用意しました。東大のリスニングには苦手意識があったので、毎日少しずつ進めることにしていました。
やり方は、問題を解くというよりも同じ音源を何度も聴く、という感じです。解いた後にオーバーラッピングをして、シャドーイングをして、少しスピードを上げてもう一度聴く。同じ文章を繰り返し英語に慣れることを意識していて、単語を潰すよりも全体の意味をとらえることとスピードに慣れることを優先していました。
どの参考書だったか、書名が今すぐ出てこないのが申し訳ないのですが、東大英語のリスニング対策として市販されているものを使っていたと思います。
まとめ
朝7時に起きて、8時ごろに家を出て予備校へ向かう。授業を受けるか自習をして、20時ごろに切り上げて帰る。冬は昼食後に眠くなるので、11時にひとまずおにぎりを食べて、お弁当は16時ごろに回す。友人と昼ごはんを食べたり、休憩スペースでとりとめのない話をしたりする。そういう一年でした。
「効率的な浪人生活」と呼べるものかどうかは、正直よく分からないままです。単語帳を使わず、模試のあとは数日それだけに使い、数学は時間を決めずに考え続ける。夏も冬も講習は少ししか取らない。誰かに勧められてやっていたというより、やってみてしっくりきたものを続けていただけで、それが積み重なって一年になった、という感覚があります。
ただ、英語の復習と模試の消化については今でも「やってよかった」と思っています。それから、数学で分からない問題から逃げずに向き合い続けたこと。苦手なものと向き合うのは気持ちのいいものではないですが。
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文学部言語学専修 学科紹介
基本情報
人数 20人程度
男女比 男:女で9:1ぐらい
2Aセメスターのキャンパス 週5本郷
ウェブサイト こちら
どんなことを学んでいますか?
世界のあらゆる言語を学んでいます。
学科内の縦横のつながりは?
学科内の横のつながりは、10段階中3で弱めで、縦のつながりは10段階中1でほとんど関わりがありません。
進学して良かったところは?
理系と比べて非常に楽に感じます。言語とは人間の思考そのものなので、世界で比較するのが楽しいです。
進学してきつかったところは?
友達がいなくて、情報不足な点です。一から言語学を学ぶので、概念が多かったです。
学科を志望したきっかけは?
工学部社会基盤、都市工学に落ちたので仕方なく進学しました。
進学選択で迷った学科は?
工学部社会基盤学科、都市工学学科です。
入る前とのギャップは?
思った以上に男子ばかりで驚きました。理科二類時代と比べるとはるかに楽で、レポートが多いです。
進学を考えている後輩に一言!
行きたい学科に行けるように駒場時代に成績を取るのを頑張りましょう。
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理学部生物学科 学科紹介
基本情報
人数 25人程度
男女比 男:女で7:3ぐらい
2Aセメスターのキャンパス 週5駒場
ウェブサイト こちら
どんなことを学んでいますか?
座学、実習共に幅広い分野を学んでいます。植物では形態や生理機構、動物では神経や発生、進化などについて勉強したりします。実習では実際にマウスや線虫、ショウジョウバエなどを扱えます。
学科内の縦横のつながりは?
学科内の横のつながりは、10段階中4で関わりのある人とない人の差が激しいです。縦のつながりは10段階中2でほとんどの人と関わりがありません。
進学して良かったところは?
動物、植物、神経、進化、免疫など幅広い生物の分野について学習できる点です。
また実習なども豊富にあり、さまざまな動物(マウス、ショウジョウバエ、線虫など)を扱えたり、また泊まり込みで臨海部の方や、植物園などに行ってその場の生態系に触れることができます。
進学してきつかったところは?
週4(水曜日以外)の実習は、かなりボリューミーで体力的にも精神的にもかなりきつかったです。
また個人的なことになりますが、高校の頃生物を勉強していなかったこともあり、最初の方は特に周りとの差を感じてしまい焦りがあった。
学科を志望したきっかけは?
高校の頃は点数を取りやすいという巷の噂に流されて、物理と化学を専攻しましたが、その頃から生物に興味があり、東大に入ったら進振りで生物系の学部に行きたいと思っていました。
他の学部も迷いましたが、調べたところフィールドワークを豊富に行える理学部生物学科に魅力を感じて第一志望にしました。
進学選択で迷った学科は?
薬学部、農学部
入る前とのギャップは?
調べていなかった自分が悪いとは思うのですが、こんなに実習の多い学科だとは思いませんでした。また上述の通り、最初は周りについていけるが不安でしたが、頑張ればそんなに悪い成績にはならないのだと分かりました。
進学を考えている後輩に一言!
生物に興味がある方には申し分ない学科だと思います。たくさん体を動かせて楽しい学科です。実験はきついです。
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東大生ってどんな性格?643人のMBTIを調べたら、意外な素顔が見えてきた
「東大生って、やっぱり理屈っぽいの?」「なんか静かで内向的なイメージ…」そんなふうに思ったこと、ありませんか?
そこで東大メディアでは、東大生643人にインスタグラムにてMBTIのアンケートを取りました。全国のデータと並べてみると、イメージ通りのところもあれば、「え、そうなの?」という意外な結果も。さっそく見ていきましょう!


東大生のMBTI、ここが特徴!
1. やっぱり多い!理屈で考える「分析家」タイプ
建築家・論理学者・指揮官・討論者の4タイプをまとめて「分析家(NT)」と呼びます。東大生ではこのグループが29.2%で、全国(18.7%)の約1.6倍でした。「なんでそうなるの?」と仕組みが気になっちゃう人、東大にはやっぱり多いみたいです。
2. リーダー気質の「指揮官(ENTJ)」が全国の約3倍
全国より多いタイプの中で、差がいちばん大きかったのが指揮官(ENTJ)。全国ではたった2.6%のレアキャラなのに、東大生だと7.9%もいます。建築家(INTJ)も6.8%で、全国の約1.8倍。目標を決めたら一直線に突き進む戦略家タイプが、東大には集まっているのかもしれません。
3. 計画を立てるのが得意な「J型」が過半数
4文字目が「J」の人は東大生の51.1%。全国(39.2%)より12ポイントほど多い結果になりました。J型は、予定を立ててコツコツ進めるのが得意なタイプです。何年もかけて受験勉強の計画を回してきた…と思うと、ちょっと納得ですよね。
4. 実は外向型(E)のほうが多い
ここがいちばん意外だったかもしれません。外向型(E)は東大生の53.5%で、全国(45.9%)より多いんです。しかもタイプ別の1位・2位は、広報運動家(ENFP)10.4%と主人公(ENFJ)10.1%。どちらも外向型です。サークルや学生団体でみんなを引っ張っている東大生、たしかに周りにたくさんいますよね。
5. 全国No.1の「仲介者(INFP)」は少なめ
全国でいちばん多いタイプは仲介者(INFP)で、16.4%。ところが東大生だと7.2%と、半分以下でした。全16タイプの中で、全国との差がいちばん大きいタイプです。
全タイプを全国と比べてみると…

東大生と全国の差分を表しました!あなたは東大生に多いタイプでしたか?
ちょっとだけ注意点
- 回答してくれたのは、主に東大メディアのフォロワーのみなさんです。東大生全員の縮図、というわけではありません。
- 全国のデータは、16Personalitiesで診断を受けた人の集計です。
なので、「へえ〜、そういう傾向があるんだ」くらいの気持ちで楽しんでもらえたらうれしいです!
まとめ
まとめると、東大生には「理屈で考えて、計画を立てて、人を巻き込んで動く」タイプが多め。でももちろん、どのタイプの東大生もたくさんいます。
ちなみに、あなたのMBTIは何でしたか? 東大メディアのInstagram・X(@univ_tokyo_media)で、ぜひコメントで教えてください!
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医学部医学科 学科紹介
基本情報
人数 110人程度
男女比 男:女で7:3ぐらい
2Aセメスターのキャンパス 週5本郷
ウェブサイト こちら
どんなことを学んでいますか?
みなさん想像の通り、医学の勉強をしています。2A~3年生の間に基礎医学(生化学・組織学から病理学まで)を履修し終わります。座学だけではなく、解剖実習など実習も行います。試験がきついですが、実用に生かせる部分も多く楽しいです。
学科内の縦横のつながりは?
僕個人の体感ではあるんですけど、
10段階で言えば横のつながりが10、縦のつながりが10です笑
東大医学部はほぼそのまま理科三類のまま上がってくるということと、実習などのグループワークが多いので同じ代での結びつきは必然的に強くなります。その分留年したらそのつながりから弾かれることになるので、かなり気まずいですね。気軽に留年はできないです。
進学して良かったところは?
賢い人が多く、試験勉強において刺激をもらうことができます。また、理三からの進学者はもちろん、医進組も分け隔てなく仲良くなり、学年内での交流を深められます。
進学してきつかったところは?
前期教養に比べて試験一つ一つの突破難易度は上がりました。教養時代の「一夜漬け」で乗り切るような姿勢は通用しませんでした、、、
学科を志望したきっかけは?
小学校時代から医者になることを目標に勉強しており、環境(周りの学生)の良さを理由に東大を選びました!他学科と迷うことは(入学後は)ありませんでした。
進学選択で迷った学科は?
先ほど述べたように、特にありませんでした。
入る前とのギャップは?
進振り前は医学科が最も忙しいという噂を聞いていましたが、試験さえ乗り越えられれば、レポートの重さは他の理系学部より下という気がします。
進学を考えている後輩に一言!
医進(進振りで医学部医学科に進学)はとても大変だけど、医学科に興味がある人はぜひ!
※本記事の掲載情報は最新ではない、または正確でない可能性があります。最新情報は必ず大学の公式ウェブサイトやUTAS等でご確認ください。
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一人暮らしは大学の近くと遠く、どっちに住むべき?
「一人暮らしをするなら、やっぱり大学の近くがいいのかな?」
これは、合格が決まって新生活の準備を始める新入生だけの悩みではありません。進学選択(進振り)を終えて、駒場から本郷キャンパスへ通うことになり、引っ越しを考えている2年生も、同じ問いにぶつかると思います。
先に断っておくと、この記事に絶対の正解が書いてあるわけではありません。大学4年生の僕が、自分の一人暮らしや周りの友達の様子を見てきて感じたことを、あくまで個人の感想としてまとめたものです。そのうえで僕なりの考えを言うなら、どちらが合うかは、その人の性格次第なのかなと思っています。
これから一人暮らしを始める人も、キャンパス移動に合わせて住まいを見直す人も、部屋探しのときの「一つの意見」くらいに読んでもらえたら嬉しいです。
大学の近くに住む場合
よかったところ:やっぱり楽
当たり前ですが、通学はかなり楽です。1限の授業にも数分で行けますし、空きコマに家へ帰って休むこともできます。忘れ物をしても取りに帰れるのは、個人的には地味にありがたかったです。
後期課程に進むと、実験やゼミ、研究室での作業などで大学にいる時間が長くなる人も多いようです。夜遅くまで残る日があっても、すぐ帰れる距離に家があるのは心強いと思います。
気をつけたいところ①:生活リズムがだらけやすい
一方で、距離の近さに甘えてしまいがちなのも正直なところです。「まだ10分あるから大丈夫」と思っているうちに、寝起きの時間がどんどん後ろにずれていく。僕の周りでも、近いからこそ気づけば昼夜逆転気味になっていた…という話はちょくちょく聞きました。
気をつけたいところ②:友達の溜まり場になりがち
大学の近くに住んでいると、友達の溜まり場になることが多い気がします。授業の合間や飲み会の後に「ちょっと寄っていい?」と、一人でゆっくりしたいときでも友達が来たりすることも。
これを楽しいと感じる人もいれば、あまり嬉しくないと感じる人もいると思います。自分がどっちのタイプかを、なんとなくでも考えておくと、住んでからのギャップが少ないかもしれません。
大学から遠くに住む場合
よかったところ①:家賃が安いところを選べる
遠くに住むいちばんのメリットは、家賃の選択肢が広がることだと思います。大学周辺は家賃が高めなことが多いですが、少し離れるだけで、同じ予算でも広い部屋や条件の良い物件が見つかることがあります。
本郷への引っ越しを考えている人なら、キャンパスまで乗り換えなしで通える沿線を軸に探すと、家賃と通いやすさのバランスが取りやすいかもしれません。
よかったところ②:通学時間を自分の時間にできる
通学に時間がかかる分、その時間をどう使うかが大事になってくると思います。
僕の友達には、毎日の通学時間を使ってTOEICの勉強を続けて、900点を取った人がいました。電車の中って意外と集中できるみたいで、読書や勉強、語学学習にはけっこう向いているのかもしれません。院試や就活の準備が始まる後期課程では、このすき間時間が活きてくることもありそうです。
気をつけたいところ:生活の自由度は下がる
逆に言えば、近くに住む場合のよさの裏返しです。1限はしっかり早起きが必要ですし、空きコマに家へ帰るのも難しくなります。友達が気軽に遊びに来ることも減るので、一人の時間は確保しやすい反面、「溜まり場になる楽しさ」はあまり味わえないかなと思います。
どっちが合いそう?個人的なタイプ分け
あくまで僕の感覚ですが、こんな傾向があるように感じます。
大学の近くが合いそうな人
- 自分で生活リズムを整えられる自信がある
- 友達が家に来るのが楽しい、人が集まる環境が好き
- 空きコマや、実験・研究の合間を家で過ごしたい
大学から遠くが合いそうな人
- 家賃を抑えたい、部屋の広さや条件を重視したい
- 通学時間を勉強や読書に使えそう
- 一人の時間をしっかり確保したい
住む場所を決める前に、考えておくといいかもしれないこと
新入生の場合
前期課程の2年間は駒場キャンパスに通いますが、進学先によっては3年生から本郷など別のキャンパスへ移ることになります。4年間同じ家に住むつもりなら、進学後の通学のことも少し頭に入れておくと安心かもしれません。
本郷への引っ越しを考えている2年生の場合
駒場での一人暮らしをいちど振り返ってみるのもいいと思います。「近すぎてだらけた」「通学時間がもったいなかった」など、実際に暮らしてみて分かった自分の傾向は、次の家選びのいいヒントになるはずです。
おわりに
近くに住むか、遠くに住むか。ここまで書いてきた通り、僕としては**「立地のよさを活かせる性格かどうか」で考えてみるのが一つの方法**なのかなと思っています。
もちろん、家賃や実家との距離、バイト先など、人によって考える条件はいろいろあるはずなので、この記事はあくまで一人の4年生の感想として、参考程度に読んでもらえたら嬉しいです。みなさんの新生活・新しい部屋探しがうまくいきますように!
※本記事の掲載情報は最新ではない、または正確でない可能性があります。最新情報は必ず大学の公式ウェブサイトやUTAS等でご確認ください。
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言語も経歴もバラバラ。東大「インタークラス」ってどんなクラス? 所属経験者に聞いてみた
「ドイツ語で注文すると、ワッフルが50円引きになる」
東京大学の五月祭で、そんな一風変わった企画を行ったクラスがありました。
その名も「インタークラス」。
インタークラスとは、ドイツ語・フランス語・中国語を既修外国語として選択した学生などが集まる、東大の少し特殊なクラスです。2024年度には、理系の中国語TLP(トライリンガル・プログラム)の学生も所属していました。
さまざまな言語や文化に親しんできた学生が集まるインタークラス。実際には、どんな学生がいて、どんな大学生活を送っているのでしょうか?
今回は、2024年度に理系中国語TLP生としてインタークラスに所属していた東大メディアのメンバーに、授業や友人関係、独自の文化について聞いてみました!
「よく分からないけど、やっとくか」でTLPに
―― まず、中国語TLPを選んだ経緯を教えてください。
正直、最初はTLPが何なのか、あまりよく分かっていなかったんです(笑)。
東大に合格した後、外国語を選択する手続きがあるんですけど、そこでTLPを希望するかどうか聞かれて。「よく分からないけど、やっとくか」くらいの気持ちで選びました。
入学前から中国語が少し話せたので、せっかくならちょっと難しい方がいいかな、というのもありました。
―― 実際にインタークラスに入ることになって、どう思いましたか?
最初は「ちょっと違う感じのクラスに入っちゃったな」と思いました。
理系で入学したので、女子が少ないクラスになると思っていたんです。でも、インタークラスは文系と理系の学生が一緒になるクラスなので、予想より女子が多くて。全体的に明るくて楽しそうな雰囲気だったので、むしろ良かったなと思いました。
いろんなバックグラウンドの人がいたのも面白かったですね。フランスで育った人もいれば、東大に再入学してきた人もいて。普通に生活していたら出会わなさそうな人たちが集まっていました。
言語も経歴もバラバラ。でも、普通のクラスより仲が良かった?
―― そもそも、インタークラスはどのような構成だったんですか?
私の代は、既修フランス語、既修ドイツ語、既修中国語の学生と、理系中国語TLPの学生が一緒になっていました。
中国語の学生が一番多くて、既修とTLPを合わせると半分以上いたと思います。逆に、ドイツ語は3〜4人くらいだった気がします。
―― クラス全体の雰囲気はどうでしたか?
普通のクラスよりも仲が良くて、団結力があった気がします。
海外経験のある人や、リーダーシップのある人も多かったので、五月祭などの行事ではみんなで協力して取り組めました。
クラス会も結構多かったですね。最初の半年くらいは2か月に1回くらいやっていた気がします。テスト終わりや五月祭の打ち上げで集まったり、夏休みに遊んだり。
全体的に外交的で明るい人が多かった印象です。でも、だからといって静かな人が居づらいわけではなくて、みんな優しかったですね。
―― 男女の仲はどうでしたか?
そこも良かったところです。
東大の理系クラスって、男女で分かれてしまうこともあると思うんですけど、インタークラスはあまりそういう壁がなくて、普通に男女が仲良くしていました。
あと、先輩から「インタークラスはクラス内恋愛が多い」と聞いたことがあります(笑)。実際、私が知っている範囲でも、同じ代に3組くらいカップルがいました。
昼休みは12号館の「インプラ」に集合!
―― いろんな言語の学生がいるということですが、普段からみんなで交流していたんですか?
ある程度は言語ごとに固まる傾向がありました。
やっぱり授業は言語別なので、一緒に授業を受けた人と、そのままお昼ご飯を食べに行くことが多いんです。
でも、クラス全体で集まる場所もありました。
―― どんな場所ですか?
駒場キャンパスの12号館に、大きな丸い椅子があるんです。そこを「インプラ」って呼んでいて、みんなで集まってご飯を食べたりしていました。
言語が違うと授業もバラバラなので、どこかに集まれる場所が欲しかったんですよね。
インプラに行けば、ほかの言語の友達にも会える、という感じでした。
―― インタークラスならではの文化ですね。
そうですね。普段は別々の授業を受けていても、そこに行けばみんなと交流できるのは良かったです。
ほかの言語の友達に、ちょっとドイツ語を教えてもらうようなこともありました。
ドイツ語で注文すると50円引き! 五月祭にも表れた「インターらしさ」
―― インタークラスならではのイベントで、印象に残っているものはありますか?
五月祭ですね。
うちのクラスはワッフルのお店を出したんですけど、いろんな言語を話せる人が多いことを生かして、「多言語注文」の企画をやりました。
例えば、ドイツ語で注文すると50円引きになる、というものです。
―― ドイツ語で注文すると安くなるんですか!
そうです(笑)。
クラスにいろんな言語を話せる人がいるからこそできた企画だったと思います。
それに、クラスにはリーダーシップのある人も多かったので、みんなで団結して五月祭に取り組めたのも楽しかったです。
中国語TLPの授業は週2コマ追加。理系の勉強との両立は大変?
インタークラスの学生生活について聞いてきましたが、今回のメンバーが所属していた中国語TLPも、通常の語学履修とは異なる特徴を持つプログラムです。
―― 中国語TLPでは、どのような授業を受けていたんですか?
通常の中国語の授業が週3〜4コマくらいあって、それに加えてTLP専用の授業が週2コマありました。
TLP専用の授業は、会話やリスニングに特化した内容が多かったです。
文法なども勉強しつつ、実際に中国語を使って話す練習がしっかりできる感じですね。
通常の授業もTLPの学生向けなので、決して簡単ではなかったと思います。進度も少し速かった気がします。
―― 理系の勉強と両立するのは大変でしたか?
結構大変でした。
中国語は覚える単語も多いですし、スピーキングの授業では中国語でプレゼンテーションをすることもありました。リスニングのテストなどもあって、その対策もしなければいけません。
理系の科目も大変だったので、中国語も毎日勉強しないといけない感じでしたね。
しかも、1限が多くなるんです(笑)。
当時は中国語以外も含めて、週18コマくらい授業を取っていたと思います。
―― 大変だった一方で、印象に残っていることはありますか?
先生の話が面白かったですね。
中国に住んでいた経験のある先生が、現地での経験や中国の文化について、授業の合間にいろいろ話してくれたんです。
語学そのものだけではなくて、そういう文化の話も聞けたのは良かったです。
いろんな人に出会えたことが、インタークラスの一番の魅力
―― 改めて、インタークラスに所属していて良かったことは何ですか?
やっぱり、いろんな国や地域に縁のある人たちと知り合えたことですね。
例えば、中国のどこかに旅行しようと思ったとき、その地域の出身者がクラスにいたりするので、おすすめの場所を聞いたりできます。
留学経験のある人や留学したいと思っている人も多かったので、自分が留学を考えたときに相談できるのも良かったです。
あと、単純に面白い人が多かったです。話していて楽しかったですね。
―― 逆に、インタークラスに所属していて困ったことはありましたか?
クラス自体については、特になかったと思います。みんな優しかったので。
ただ、中国語TLPには、私も含めて入学前から中国語をある程度話せる人が多かったんです。なので、そうではない子は大変そうでした。
―― インタークラスでできた友達とは、今でも交流がありますか?
中国語TLPの友達とは今でも仲が良いです。
学部が違っても、ご飯を食べに行ったり、誕生日のたびに集まったりしています。
ただ、インタークラス全体で集まることは、今はほとんどないですね。フランス語やドイツ語、既修中国語の友達とは、あまり会わなくなってしまいました。
やっぱり、一緒に授業を受けていた中国語TLPの友達とは、今でもつながりが強いです。
―― もしもう一度東大に入学するとしたら、またTLPを選びますか?
うーん、たぶんもう一度TLPのボタンを押すと思います。
でも、スペイン語も楽しそうなので、そっちを選ぶかもしれないですね(笑)。
おわりに
今回は、2024年度にインタークラスに所属していた東大メディアのメンバーに、学生生活の様子を聞きました。
言語ごとに授業を受けながら、昼休みには12号館の「インプラ」に集まり、五月祭では語学力を生かした企画を実施する。インタークラスには、ほかのクラスとは少し違った日常があったようです。
一方で、同じインタークラスでも普段の交流は言語ごとに分かれていたり、3年生になった今ではクラス全体での集まりがなくなっていたりと、実際に所属したからこそ分かる一面もありました。
さまざまな経験を持つ学生と出会い、今も続く友人関係を築けたこと。今回のメンバーにとって、それがインタークラスに所属した大きな魅力だったのかもしれません。
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